ヤーマンの意味や由来を解説

「ヤーマン」という言葉を聞いたことはありますか？

聞いたことはあるけど、はっきりと意味を理解していない方は多いのではないでしょうか？

ヤーマンとは、レゲエミュージックの曲名や曲中、レゲエアーティストの挨拶のように使われていますが、私自身最初聞いた時は「何それ？」となりました。

今回は、そんな「ヤーマン」の意味や由来、使い方について解説するので、是非参考にしてください。

ヤーマンの意味

ヤーマンは挨拶の際に使われる言葉です。

「元気？」「調子はどう？」「やぁ！」といった意味合いを持っています。

更に挨拶の返答にも「ヤーマン」と答えれば、「元気だよ！」「調子いいよ！」「やぁ！」といった意味合いを持ちます。

レゲエで使われる「ヤーマン」も上記と意味合いは変わりません。強いて言うなら、「感動した」などの感情を表す言葉にも使われることがあります。

ヤーマンはとても便利な言葉で、その時の状況や感情で意味合いを変えます。そのため「ありがとう」「ごめんね」「おやすみ」という言葉の代わりにヤーマンと言うことが出来ますね。

ヤーマンの由来

ヤーマンの由来はジャマイカのパトワ語であり、英語が混ざり合った言葉だと言われています。もともとクレオール言語として使用されており、共通のスラングとして発展した言葉ではないかという説があります。そのため、どこで作られた言葉か定義しにくいですね。

ちなみにクレオール言語の意味は下記のように定義されています。

クレオール言語（クレオールげんご、英: creole language）とは、意思疎通ができない異なる言語圏の間で交易を行う際、商人らなどの間で自然に作り上げられた言語（ピジン言語）が、その話者達の子供たちの世代で母語として話されるようになった言語を指す。公用語や共通語として使用されている国・地域もある。ウィキペディア（Wikipedia）：https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%AB%E8%A8%80%E8%AA%9E#:~:text=%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%AB%E8%A8%80%E8%AA%9E%EF%BC%88%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%92%E3%82%93%E3%81%94,%E3%81%84%E3%82%8B%E5%9B%BD%E3%83%BB%E5%9C%B0%E5%9F%9F%E3%82%82%E3%81%82%E3%82%8B%E3%80%82

つまり、北米の英語圏と南米のジャマイカで行われていた交易で使われていた言葉という可能性が非常に高いと考えられます。

そのため、英語の「Yo Men」が「Yahman」となったとも言われています。

ヤーマンの使い方

ここでは「ヤーマン」の使い方について例を交えながら、もう一度解説したいと思います。

挨拶

ヤーマンの一般的な使い方である挨拶は時間を選びません。

そのため日本語のように、「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」と使い分ける必要はなく「ヤーマン」だけで伝わります。

ちなみにレゲエでは拳を合わせながら挨拶することが多いです。

感情

上記でレゲエでは感情を表すと言いましたが、ここで大切なのは声のトーンや表情です。

「ありがとう」「ごめんね」「嬉しい」「悲しい」といった言葉の代わりにも使用できますが、声のトーンや表情でその度合いを表現しなければ、相手に伝わりにくいので注意しましょう。

ライブ

ライブではアーティスが「盛り上がってますかー！？」などと観客に言うシーンが多々見られると思います。

レゲエではその代わりにヤーマンという言葉で「調子はどう？」「準備はできてる？」と観客に聞きます。

観客もヤーマンと返すことで「Yes！」と言い返すことが出来ます。

レゲエのライブでは良く見られる光景なので、気になった方は是非１度会場に足を運んでみてください。

最後に

ここまで読んでいただきありがとうございました！

ヤーマンの意味は理解できましたか？

とても便利な言葉なので是非友達同士なので使ってはいかがでしょうか。